


皆様には平素より利根郡信用金庫に対しまして、格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。このたびの東日本大震災により被災されました皆様には謹んでお見舞い申し上げますとともに、震災によって被害を受けられた地域の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
当金庫に対するご理解を一層深めて頂くために、本年もディスクロージャー誌「利根郡信用金庫の現状2011」を作成いたしました。
本誌では、当金庫の経営方針や業務内容・業績のほか、この1年間に皆様と特にご関係のあります話題などについて、なるべく見やすく掲載することに心掛けました。当金庫の経営内容をご理解いただければ幸いに存じます。
昨年度を顧みますと、わが国経済は、平成21年春を底に景気回復局面に入り、新興国をはじめとする外需要因や経済対策の政策効果により平成22年前半まで緩やかに改善を続けておりました。しかしながら、夏以降急激な円高の進行や海外経済の減速懸念により先行きの不透明感が表面化し、エコカー補助金の終了もあって景気後退感が強まり、秋から本年初頭にかけて景気は足踏み・踊り場状態が続いておりましたところ、3月の東日本大震災により地域経済は深刻な影響を受け、中小企業の経営環境を一段と厳しいものにしております。
当金庫は、平成21年度より新3カ年計画「しんきん『つなぐ力』発揮2009」をスタートさせ、地域社会との‘絆’を一段と強め、地域社会から期待され必要とされる金融機関を目指して活動を進め、地域社会の持続的な発展のためのお手伝いをさせていただいております。
こうした中で、平成22年度におきましては、中小企業者等に対する資金繰り支援等金融の円滑化を図ることに最大限注力してまいりました。また、不良債権処理を積極的に断行し、不良債権の圧縮に努めました。これにより金融機関の健全性を示す指標のひとつであります自己資本比率は1.34ポイント低下しましたが、国内基準4%を2倍強上回る8.12%と引き続き高水準を維持しております。
本年度も引き続き厳しい地域経済環境が予想されますが、当金庫は、地域金融機関としての社会的使命と役割を踏まえ、①地域密着型金融の深化、②独自性のさらなる発揮、③永続性ある経営の確立、の3つの基本方針のもと、地域の皆様の負託に応えられるよう、健全経営に徹し今後も努力して参る所存であります。
本年度もより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますと共に、皆様のご繁栄とご健勝をご祈念申し上げご挨拶といたします。
平成23年7月
理事長 峯川 卓美